Live No.272(2019.5.27)

(1)　三ケ田＆なつき

　シンガー二人が、それぞれメインでボーカルを取ります。(なつきさんが、コーラスに回ることも）。ミカタさんの家族のことの話題がとても興味深いですねえ・・・実家にある秋田県の熊出没の話題、健やかに成長されているお子さんの事など・・・微笑ましいエピソードばかりですよ(苦笑)。なつきさんのアコースティックなライブを見るのは久方ぶりだったので(フルバンドのボーカルでのライブを比較的多く見ています)、なつきさんの歌声を堪能できました。

　(2) テリヤキチキン

　福島市より登場の可愛らしい女子のテリヤキチキンさん。ボーイッシュな雰囲気がありますが、19歳の僕っ子(僕っ娘）さんでした(ライブ後、本人に確認したところ、否定はされませんでした・苦笑）。若々しい歌声と、フレンドリーなキャラクターが相まって醸し出されるライブ感は得難いモノがありますね。福島市よりいわき市までは電車で来たらしく、電車内でお婆さんとオシャベリした、と話してくれました(ホッコリする内容でした)。

(3) thing of gypsy lion

　久しぶりに見る真琴さんのライブでした。衰退羞恥心名義でのライブ含めて、何度かライブを拝見していますが、真琴さんの顔を見る事自体、五年以上振りでしょうか？ちなみに衰退羞恥心名義では、ユニットの編成が、見るたびに違っていたように記憶します。スターリンTシャツを着ていることからも伺えますが、遠藤ミチロウさんのファンで、ミチロウさんの前座をやりたかったのでアコースティックでのライブを始めたと語ってくれました。ミチロウさんの訃報(2019年4月)、正直ワタシ自身まだ実感が無いです(涙)。Mr. ボージャングル ・・・古典的名曲と言える曲でしょうが、ミチロウさんを偲んで歌われた、この曲含め、歌われるどの曲も真琴さんの信条、考えが色濃く反映しています。次に見れるのはいつか分かりませんが、楽しみにですね。

　 (4)コガラチヒロ 

　　コガラさんという苗字なのでしょうか⁈小柄な体格に由来してのことなのでしょうか？検索すれば出てくるかな？(苦笑)。伸びやかで勢いのある声が素敵ですね。小柄な体格からは想像しにくい声量かもしれませんね。山口県で生まれ育ち、音楽をやるために大阪へ出て、今は東京で活動されている、との事でした。山口県、行ったこと無いですし、土地柄も全く分かりませんが、雪かきが必要なくらい冬は雪が降る地域で育ったとのことで、東北とは名ばかりの、雪の殆ど降らない、ここいわき市でのライブは遠山一夫さんとの縁があってこそのとの事でした。子供の頃のホットケーキの思い出の歌など、人となりが見えてくる素敵な歌〜ライブでした。

最後に登場は、いわきシーンにあってベテランの風格を感じさせる遠山一夫さん。ライブ開始直後、５４歳と自ら紹介。断続的ではありますが、二十年くらい遠山さんのライブを見続けていることになります。ラストに聞かせてくれた「パーマをかけたあの娘」に、久方ぶりに、あの頃、を思い出して、ひとり感傷に浸ってしまいました(苦笑)。嘘が無い・・・この世は嘘ばかりですが・・・涙。