AaAa通信 エーエーつうしん
福島県いわき市で活動するロック・ポップス系のバンドの活動を紹介するサイトです。
フリーペーパーを基礎母体として1999年より運用を開始。2013年末~2015年7月まで活動休止。
2015年7月26日。更新活動を再開しました。
ライブレポート  No.223 (Vol.15)

2016年9月17日(土) 16時30分頃~
福島県いわき市平 クラブソニックいわき

to overflow evidence presents
[ Unbroken Promise & Blank Page vol.38 ]

(1)AAD  (2)umanome  (3)虫唾が走る
(4)ケージャンスパイシーザモルツ (5)RiTTLEBOY
(6)新月灯花 (7)to overflow evidence
(8)WITNESS (9)alt of the society

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1.AAD
inVo(Gt)、Ba、Dr~トリオ編成のAAD。
イベントの最初に登場というのは難しい役どころの場合が多いでしょう。
ですが、ここ最近のAADにとっては、ゼンゼン?というところでしょうか。
堂々としたステージで、途中の自分たちのCD告知(2016年春頃リリース)も
一気に畳みかける感じです(苦笑)。
メンバー三人の気持ちが、演奏開始からラストまで、がっちりとかみ合い、
そのかみ合いは、更に硬くなっていきます。
最新音源(CD)からの曲が殆どの演奏曲でしたが、これが、どれもイイ曲ばかり。
AAD、やりますねえ!


Vo演奏

2.umanome
バンド名は、そのまま「ウマノメ」と読みます。最初どう読めばイイのか悩みました(苦笑))
Gt(Vo)、Gt、Ba、Drの四人編成でステージ上手(かみて)側~右側のギターがメインボーカル担当。
下手(しもて)~左側のギターも、補助的にボーカルを取ります。
ドラマーは女性というのがポイント高いでしょう(苦笑)。
Gt(Vo)と女子ドラマーはいわき市出身で、同じ頃に高校生だったということです。
(いいですねえ、青春してますねえ・・・汗)
5人全員女の子のガールズバンドだったという事で、今更ながら見たかった(苦笑)。
「 bacho のコピーバンドからスタートしたバンド~自分たちの曲を作っての本格的なライブは始めたばかり」
との事ですが、なかなかどうして、バンドとしての骨格がしっかりしていて、
なかなかに聴きごたえがあるライブを見せてくれました。
複雑なリズムとギター2本の絡み具合など、構成も複雑(と思う)で、
今後の活動に大いに期待するものです。



3.虫酸が走る
ライブを観るのはホントに久しぶりになってしまった(残念、涙)。
ギター2本、Vo、Ba、Drの5人編成でのライブ。
この5人編成でのライブを観るのは初めてだったかもしれないです。
メンバー全員のフテブテシイ感じがいいですねえ。
幾分かの猟奇テイストが持ち味かと思いますが、パンキッシュな荒々しさを堪能するもよし、
内向性も感じさせる独自の詞世界に遊ぶのもヨシ。
バンド名同様?に走り回り~暴れまわるのもヨシ。


4.ケージャンスパイシーザモルツ
Vo,Gt,Gt,Ba,Drの5人組。
地元の某大学で活動していたバンドという事ですが、見るのは初めてでした。
現在はメンバーそれぞれ基本的には、就職されているとの事でした。
メンバー個々の演奏技術も確かなモノがあり、ワイルドなサウンドを
軽快に、そしてアグレッシブにプレイします。
パンクなサウンドとボーカルさんの脱力的にして毒のあるMCの
マッチングがかなりにユニークなのでした(汗)


5.RiTTLEBOY
Vo,Gt,Gt,Ba,Drの5人編成。
大きく(広く)言ってハードコア~ラウド系のサウンドのバンドかと思いますが、
更に細かくジャンルを絞り込むのは(少なくとも自分には)無理です(いつものことですが)。
外国語(たぶん英語)歌詞かと思いますが、発音が明瞭で聞きやすいです。
リズムの緩急の付け方に面白味があり、カッコいいの一言に尽きるボーカルさん中心に
5人の熱が一斉に放射されます。
「じいさんは心に生き続けていると思えば生きているんだ」旨のMCに胸が熱くなりました。

6.新月灯火
2011年の震災を契機に福島県との縁が出来た、とのことで、
いわき市内でのライブは数多い印象ですが、ソニックでのライブは初との事でした。
Vo(Ba,Per)、Vo(Gt,Per))、Gt、Drの4人のとっても素敵なお姉さま方の登場に
自分を含め男性陣はどよめき立ったのでした・・・そんな感じです、マジで。
東京を活動拠点としており、公式サイトに寄りますと、
この4人以外にもメンバーが居るようですね。
70年代のロックミュージックに強く影響されたかと思われるサウンドで、
会場は一気にお祭りモードに入ります。
キレイなお姉さま方にドキドキですね。


7.to overflow evidence
今年2016年のオナフェス@三崎公園は二日間とも行けなかったのが残念でした。
オナフェスの中心的存在のバンドとして、全国的に見ても、高い知名度を誇るバンドかと思います。
このバンドの魅力には、静と動、そして轟音と静寂の対比というモノがあると思います。
メンバー五人の気持ちが重なりあった時、そのサウンドは時間も空間も
易々と飛び越えるのかもしれません。
Vo,Gt,Gt,Ba,Drの五人のメンバーも、ここ数年固定状態にあり、
まさにバンドは成熟期にあるかと思います。
エモ系、ポストロック、クセのある(?)サウンドに興味がある方にとっては
必見の『いわき発のバンド』でしょう。


8.WITNESS
Vo,Gt,Gt,Ba,Drの五人編成。
特徴の一つは、白人系外国人の方がボーカルを取る事。
(近年は、そんなに珍しい存在ではなくなってきていますが)。
キャップ姿が抜群に似合う長身のボーカリストの迫力はハンパなく
英語圏の方かと思われる、その歌詞にも興味が行きますが、MCは流暢な日本語です。
個人的にはラスト2曲のヘビーさとメロディアスさのブレンド加減が良かったですね。
 
9.alt of the society
Ba(Vo),Gt,Drのトリオ編成。
三人で鳴らしてるとは思えないほどのサウンドの厚みは、
サスガとしか言いようがありません。
この日初めて知った、聞いたサウンド(バンドさん)でしたが、
青春系の青くささ(ディスっている分けでは無いです)を薄めて、
代わりにエモさ加減を増したようなバンドワールドは大迫力で説得力超絶大。

イベントの最後にフサワシイ圧倒的なパフォーマンスでした。


えーえーツウシン/AaAa通信 )

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