ライブレポート No.214 (Vol.14) 2015年11月29日(sun) 18:30頃~21:40頃 福島県いわき市 平クラブソニックいわき サヴァン道 いわき降臨 出演(順に) (1)サトケン&ユウキ (2)四畳半(日立) (3)Juice&love (4)DEATHROLL(デスロール) (5)サヴァン道(東京) (1)サトケン&ユウキ アコースティックギターのサトケンさん(ステージ上手(かみて)富岡町出身いわき市在住)と エレキ&アコースティックギターのユウキさん(ステージ下手(しもて)いわき市出身いわき市在住) の男性二人組です。 ボーカルを取るのはサトケンさん。 ユウキさんの方は、いろんな活動をされているのをよく拝見しているのですが、 サトケンさんのライブを見るのは初めてでした。 1曲目は、某政治家さんへ言いたい事があるようで、なかなかに考えさせる内容の歌。 2曲目は「I am Kenzi/アイアムケンジ」という曲名で、自分の名前と、 とある方の名前がケンジであることに因んでの曲とのこと。 そして最後の4曲目は「望郷」という、ふるさと、故郷への想いを歌った曲で、 サトケンさんのヤリキッタ感を感じましたね(苦笑)。 (2)四畳半 アコースティックギター&ボーカル、エレキギター、ドラムから構成されるトリオ。 1970年代フォークの引用なのか、パロディなのか、はてまてオマージュ(リスペクト)なのか、 多分、全部なんだと思います(苦笑)。 曰く、「日立、最後の革命家」、「ヘルメットは安全のためです」・・・、うーん素晴らしいですね。 幾分かの政治性をまぶしつつも、極めて私的なところが憎いですね(苦笑)。 70年代を単なる小道具、ギミックとして終わらせることなく、 自分たちのスタイル、方法論へまで高めていて文句なしのカッコいいのでした。 (3)Juice&love この日のライブは、全5曲でしたでしょうか(4曲かも)? 30年前に作られて、20年ぶりに演奏する曲なども有り、彼らのキャリアの長さを実感します。 メンバー4人の平均年齢が50歳になるのを機会に 新音源・フルアルバム 「50/50 フィフティフィフティ」を来年2016年1月にリリース予定です。 ボーカル・ギターの人柄がそのまま出てる歌世界、永遠のロック少年ですね、関野さんは(苦笑)。 前回のアルバムから19年後のリリースというのですから、活動停止期間があるとはいえ、 やはりタダモノでは、無いわけです、このジュース&ラブというバンドは(苦笑)。 オヤジ、おっさん、と侮ってはならないのですよ(苦笑)。 (4)DEATHROLL(デスロール) かねてより、噂は耳にしていて気になっていたデスロール。やっとライブを見る事が出来ました。 一言で分かりやすく書かせて頂きますと、ずばり「ひとり・メタル」。 公式サイトによると「音楽ソロプロジェクト・バンド」となります。 とにかく轟音、爆音で、ビックリしますね。音源を一枚所有しているのですが(BRAIN WASHING)、 思想性、政治性、社会性を十分に感じさせる歌詞がインパクト大です。 今後の活動に注目したいところです。 (5)サヴァン道(東京) 独唱パンクを主催するチバ大三氏が率いるバンド「サヴァン道」。 この日のライブは、4人の正式メンバーに加えて、 紅一点のヴァイオニストが加わり、総勢5名による演奏。 Gt(Vo)、Ba,、Drにバリトンサックスとヴァイオリンが加わるという編成は、 ロックでもジャズでも、結構珍しい編成かもしれません。 チバ大三さんの狂気的な(これは、言い過ぎか?特異的な?かな) パフォーマンスが、 バンド編成によって加速し、更に変化(へんげ)する、とでも言いましょうか? 唯一無二のバンドワールドを体現できました。 ずばり、ブレイク必至ですね。
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