ライブレポート　No.212 (Vol.14)
2015/9/21(月・祝日)　19：00頃～　 福島県いわき市平　　music Bar　burrows
響音　kyo-on (1)三ケ田圭三バンド　 (2)藤野恵美(郡山市) (3)さっちゃん (4)知念良吉(沖縄) (5)FUGU＆JAM(東京)

(1)三ケ田圭三バンド
最初に登場は４人編成の「三ケ田圭三バンド」。Vo(Gt)のご存知三ケ田圭三さんを中心に、 Gt(Perc)、Ba(Perc)、Percのから編成されます。 Percの金土コンドさんが、このシリーズイベント「響音」の主催者です。 Baのさっちゃんは、この日はソロ出演の他にも、他のミュージシャンのサポートとして大活躍です。 この日の演奏曲は三ケ田さんがソロで演奏している曲ばかりかと思いますが、全５曲。 男女大戦、冬の女(ふゆのひと）、ふるさと、僕の口は軽いなど。 メンバーそれぞれのラフな格好がオモシロいですね。 ギターが爆音で鳴り響く「ロックな三ケ田圭三バンド」バージョンもありますが、 この日は、会場のサウンド環境面を考慮？しての「セミ・アコースティック」なバンドバージョン。 どちらが良いか？は好みが分かれるところでしょうね(苦笑)。
(2)藤野恵美
from郡山よりの美女ミュージシャン「藤野恵美・ふじのえみ」さま。 ピアノを弾きながら優雅に軽やかに、そして艶やかに歌います。歌う 単調なアングルばかりの写真なのは、撮影者がビビッている証拠です。 （被写体があまりにステキなので） ６曲ほどの演奏で、酒場マチルダ、雨宿り、迷子のおとなたち、プラットフォーム、車窓など。 最後に歌った「車窓」は、自分を育んできた郷土と母への想いが込められた曲で、情感あふれる佳品だと思いました。
(3)さっちゃん
さっちゃん・・・・ってインパクトありますね、いつ聞いても(苦笑)。 この方は、楽器は何がスペシャリストなんでしょうか？ 歌は当然のように歌いまして(苦笑）、 楽器は、ギター、ベース、打楽器系全般・・・一通り器用にこなしますね。 東京都立川市に住んでいた頃を題材とした歌、畑つくりの歌など３曲ほど聞かせてくれました。 最後の歌は、太陽の荘厳さと人生の意味の対比が興味深い一曲で、琴線に触れました。 ほんの瞬き、のわずかな時間かもしれませんね私たちの人生なんて。
(4)知念良吉
沖縄から登場の知念さん。いわきでのライブは、それなりの本数があるかと思いますが、 AaAa通信的には、2001年に見て以来のなんと十四年振り(汗)。 さっちゃんが住んでいた立川に住んでいた頃出来た曲でスタートし、 最後の、どこへ行く沖縄ボーイ？と問いかける曲まで ９曲ほどの歌で楽しませてくれました。 基本、アコースティックギターと歌で構成されるライブですが、時折入るハーモニカ、 そして、サポート的に参加の、さっちゃんのパーカッション(カホン）が ライブを賑やかに盛り立てます。 わらべ歌である「蛍の歌」、軽快で楽しい「夕やみバンドのロックンロール」など 聞きどころタップリのライブでした。
(5)FUGU＆JAM(東京)
メン この二人組の詳細については、これ以上はあえて書くまい(苦笑)。 メンバー: FUGU(GAUZE):Vo,Gt JAM(JABARA):Vo,Gt,H ジャンルは、unplugged　punk／アンプラグドパンク。 中年男二人が、あぐら座りで、ギターを掻き鳴らし絶叫する。 このあぐら座りが、注目ポイントで、 少年時代に畳の部屋で、ギターを掻き鳴らした初期衝動そのままに、 永遠のパンクロック少年という雰囲気です。 あぐら座りでギター・・・・結構な数、ライブは見てるつもりですが、 このスタイルは初めて見るかもしれません。 音源を、これまでに少なくても３枚(CD）リリースしているようで、 このユニットの活動歴を考えれば 持ち歌も豊富で、全十八曲、渾身のライブでした。 ジジイの反逆、ジジイの妄想、Speak like child(子どものように話せ）、 いいわけ、おまわりさん・・・ユニークかつ説得力のある歌の数々。 生活者目線、良識ある市民、頼もしい父親、穏やかな家庭人・・・・・ メインにボーカルを取るFUGU・フグさんの生活ぶり、人柄がにじみ出るライブでした。 いや、ほんと満腹感で幸せになれた、最高の時間でした。 メインにボーカルを取るFUGUさんの人柄がにじみ出る熱い時間でした