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エーエーつうしん

福島県いわき市で活動するロック・ポップス系のバンドの活動を紹介するサイトです。
フリーペーパーを基礎母体として1999年より運用を開始。2013年末~2015年7月まで活動休止。
2015年7月26日。更新活動を再開しました。

ライブレポート No.210 (Vol.14)

2015/8/15(土) 17:30頃~ 
福島県いわき市平  musicBar burrows


独唱パンク 吠えろ福島いわきvol.9
(1)三ケ田圭三 (2)折笠(Genessis) 
(3)GARI  (4)詩織
(*)飛び入りタイム①chano ②中村兄貴
(5)藤野恵美(郡山市) (6)東前塵芥(茨城県)
(7)火取ゆき(東京)
(*)飛び入りタイム③チカラ・ちから
(8)チバ大三(東京、独唱パンク主宰)



(1)三ケ田圭三

イベントの最初に登場はソニック店長を務める三ケ田圭三さん。
この前見たのはいつぐらいだったかなあ?
1年半以上は、間違いなく見てない・・・。
以前と変わらぬ相変わらずの、と書きたいとこころですが、
幸せな家庭生活を語るMCから伺えるように、穏やかになったとうか、丸くなったというべきか
ある種の円熟味を感じさせる安定感120%のステージ。
もう僕は終わりを考えたりしない、に始まってラストの4曲目
(曲名わからないですが、子どもたちに作った歌とのこと)まで
充実の20分でした。


(2)折笠(Genesis)
アーティスト名義が本人の名字そのまま?じゃん?と野暮なツッコミは無し(苦笑)。
英語貸歌詞の曲と日本語歌詞の曲をとりまぜて、エレキギターでの弾き語りスタイル。
バンド活動と平行しての、弾き語り活動となるようですが、どちらも本気ぶりが伝わってきますね。

(3)GARI

スタンディングスタイルでエレキギターを掻き鳴らします。
ロングヘアーとサングラスのマッチング具合が絶妙で、
一見したところでは、完全にロックスタイル。
固有名詞が数多く出てくる1曲目などオリジナルもあったように思います。
テープ録音でのエレキギターを巧みに取り入れるなど、ギターテクニシャンという感じですね。
ヘビーメタル、という括りでよろしいいかと思います。熱いぜ!!

(4)詩織

一曲目は、藤圭子さんの「夢は夜ひらく」のカバーでスタート。
おお、そう来たか!!?っと意外性十分。
ギターのストップが切れ落ちるというアクシデントがありましたが
気を取り直して最初からやり直しと、度胸も十分なところも見せてくれます。
ちなみに火取ゆきさんにストラップを貸してもらってました。
他に「カナリヤ」、「やさしさ」などの全4曲を聞かせてくれました。

写真は準備中です
(*)chano 飛び入りタイム

 ピアノ弾き語りスタイルで1登場の若い女性のchano・チャノさん。
1曲のみでしたが、オリジナルかと思います(未確認ですが)。
歌、ピアノともに、かなりのポテンシャルを秘めているとみました。
メッセージ性の高い歌詞で、普段何を考えているのか?じっくりお話ししたいと思わせます。

 
(*)中村兄貴(茨城) 飛び入りタイム

 写真を御覧になって頂ければ、あにき・兄貴と名乗っているかがお分かりでしょう。
ロックなイメージそのままに骨太に聴かせます。
噂には聞いていた兄貴の痺れるライブ、やっと見れて、聴けて嬉しいです。


(5)藤野恵美

アルバム「酒場マチルダ」が好評です。
この日は、「おばあちゃん」の着ていたという浴衣を着て登場です。
レトロ感のある浴衣で、とてもお似合いです。
アルバムの表題曲でもある「酒場マチルダ」や
「迷子の大人たち」「送り歌」などの4曲を披露。
終戦記念日ということもあり、御親族の不運な運命についての話題などもありました。

   
(6)東前塵芥

水戸界隈~日立にあった小川屋さんを主戦場として活動してきたとの事でした。
投げやりとも取れるような、きついユーモアが秀逸ですね。
だいたいにして塵芥・じんかい、って何よ(苦笑)。
平成大飢饉という興味深い歌がありました。

(7)火取ゆき

東京で活動する火取さんは、福島県田村郡三春町出身です。
公式サイトで詳しく紹介されていますが、アルバムを多数リリースしておりまして、
スターリン(遠藤ミチロウ)の「溺愛」をトリビュート・カバーしていることでも、よく知られている方です。
公式サイト 
個人的には1990年代にライブを一度だけ見たことがあり、久しぶりということもあり、楽しみにしていました

僕という男子一人称で歌われる歌に始まり6曲ほど、どの曲も心に深く染みました。

茶色い戦争という言葉が印象的な歌・・・・
幾時代がありまして、茶色い戦争・・・これは中原中也でしょうか?
(勉強不足でして断定出来ないですが)

生きても生きても・・・ワルツ、死んでも死んでもワルツ・・・印象的なフレーズの曲「ワルツ」。

友川かずきさんの歌詞に曲を付けたという曲の後、
最後は、終戦記念日にふさわしいと言えるかもしれません・・・「祈り」という曲で〆ました。


(*)力・ちから飛び入りタイム

なぜか、背中に背負ったバッグを外さないまま(苦笑)、急きょ、ステージに現れたチカラ君(苦笑)
notice it での精力的な活動は、さておいて(苦笑)、この日はアコースティックギターを抱えて熱唱です。
なんですが、彼の口から語られる帰省先での出来事とか、最近の身辺事情事情なんかが、
とっても興味深く語られて、肝心の歌の方は、あまり覚えていません(ごめんなさい)。
写真はピンボケですが、一番良い表情でしたので、これを選びました(苦笑)

(8)チバ大三 

イベントのラストを飾るのは、このイベント「独唱パンク」の主宰者であるチバ大三さん。
岩手県出身で東京を活動拠点として活動されています。
この「独唱パンク」、まずネーミングが気になりますよね(苦笑)。
なかなか時間が合わず、この日初めて見に行けました。
社会に対する痛烈な皮肉?と、強靭な精神力を背景にして生み出される、強烈なユーモア。
お笑いのレベルも相当なものでしょう。

左足首に付けた鈴の音色が効果的に響く怪曲?「ポンポン」で始まり、
インパクトの大きい曲名、ないしは歌詞の一節の曲が続きます。
2015年馬・常磐線編、ムネノリを殴った、野良牛(のらぎゅう)の冒険・・・
そして「サバ道・さばどう」・・・・いや、まじで凄いですね(苦笑)。

政治性と思想性を、いかに料理できるか?
この困難に正面切って向き合っていると言えるでしょう。
恐るべし、チバ大三~ちばダイゾウ・・・・


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