ライブレポート

No.208

2013年11月23日(土)
いわき市平クラブソニックいわき
虫唾が走る 企画 [百鬼夜行 其の六]

(1)AYA   (2)菅原ミワ
(3)力バンド  (4)あぶらすまし
(5)RODS   (6)虫唾が走る
(7)huenica


(1)AYA
数ヶ月後は高校卒業を控えているAYA・アヤさん。
そんなにタクサンのライブに出掛けられている分けではないAaAa通信ですが、
今年初めてAYAさん見た割りに、結構な数、AYAさんのライブを見れました。
いろんな表情を見せてくれる素敵な美少女だということを、何度も再確認しました。
3曲目(ラスト)に聞かせてくれた歌詞界「そんな嘘つきが・・」が印象深かったですね。
歌い手さんのキャラクターで、大いに表情が変わってしまう歌詞世界ですね・・・
これはオリジナル曲なのかな?曲名は分かりませんが・・・・・。

(2)ミーワ
普段は、ミーワムーラとして、ギタリスト村重さんとのデュオ編成で歌う事が多いミーワさん。
この日は、ミーワさんが独りでギターを弾きつつ歌います。
演奏直後に、ミーワさんと、客席フロアでお話しする機会がありましたので、
奏した曲のタイトルを教えて頂きました。
@「えなじい」、A「どれくらいの時が過ぎているのだろう」
B「種・(未完成とのこと)」 C「少年とブランコ」
村重さんヒゲをのポケットに入れている、との事でした(苦笑)お守り的な意味合いでしょう?

ギターの演奏技術が、曲について行かないところも散見されましたが、
それが全く気になりません!!
彼女の歌と佇まい自体の存在感が素晴らしいですね。の

(3)力バンド
「かばんど」ではありません、「ちからばんど」です(苦笑)
notice itのドラマー「力;チカラ」さんが、エレキギター+ボーカルで臨むバンドです。

ノーティスとの活動と並行して、ソロ活動も行っているチカラさん。
このライブでの編成は、Ba(フカイ、fromLATASHOW)、Dr(スギシタ、MELT)というトリオ。
この日は五曲を演奏。
個人的には、特に2曲目の「あめんぼう」と、最後の曲が良かったですね。
「あめんぼう」は、自分の気持ちを、あめんぼうに託した感じの曲、
最後の曲は「今のままでもイイな〜でも未来に向かって変わっていくんだ・・・・
不安も希望もゴチャマゼに・・・」みたいな感じの曲ですね。
シンガー、チカラ・ちからもノーティス同様、要注目ですね。


(4)あぶらすまし
この日のあぶらすましは、総勢8名(+ワン?、苦笑)の大編成。
この8名が、現行のあぶらすましのフルメンバーでしょうか?
8名という大編成ですが、アンサンブルがバッチリ決まって、
大迫力そのものの圧巻のサウンド。
5曲の演奏で、最後は「ふるさと」
そして、4曲目に聞かせてくれた「新曲」が良かったですね。
タテタカコさんとのスプリットCDに収録予定との事で、
レゲエのリズムが、バンドのセンスに嵌った、なかなかに興味深い一曲です。

(5)RODS 
郡山からのRODSは、女性ベーシストに多才なフジノエミさんを擁する4人編成。
女声コーラス(ボーカル)で始まるオープニング曲から、完成度の高い演奏と楽曲で圧倒します。
オルタナティブ系のロックとしか形容できない自分が情けないですが(苦笑)、
かなりに、作りこんでいる、練りに練り上げているという事は分かります(苦笑)。
このサウンドを理解するには、かなり高度の音楽理解力が必要になるような気がします。

メインボーカルのイケメン具合と、歌うキーの高さ、
2本のギターの絶妙なバランス加減が特徴のバンドです。

(6)虫唾が走る
ポップなセンスが際立って来たというか、前面に出てきましたね、「ムシズがはしる」さん。
グロテスクと形容するのがふさわしいライブの雰囲気が特徴だった一時期の彼らですが、
バンド自体が、確実に変化、進化していますね。
ドラマーはヘルプメンバーですが、フロントの3人は不動ですね(多分・・・苦笑)
前身バンド「GHOST IN THE SHELL」を経て
「虫唾が走る」として1st音源をリリースしたのが、2009年。
そろそろ、新しい音源が聞きたいところですね。

(7)huenica/フエニカ
huenica × ミーワムーラ/森と海のtour 2013』と題して、
2013.8.9〜8.20 12日間で11箇所でのライブという高密度なツアーを敢行したフエニカさん。
榎本聖貴さん(Gt/Vo/etc)、伊藤サチコさん(Pf/Vo/etc)の2人から構成されます。

秋田県出身のまさしく「秋田美人」の伊藤サチコさんと、
寡黙な印象の(?)の榎本さんが醸し出す、独特の存在感と空気感は得がたいものがありますね。

どの曲も素晴らしかったですが、個人的に特に印象に残ったのは、
・ドノバン〜十五少年漂流記より取材した曲
・町の案内人、双葉郡富岡町を案内してもらった事から取材した曲
・宮沢賢治・星めぐりの歌

これらの3曲ですね。

アンコールには、ミーワさんとジュンジくん(虫唾が走る)が登場。
アットホームな雰囲気の中、イベントが終了しました。