ライブレポート
No.183



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2012/9/29(sat)
CLUB SONICいわき
丸若屋本舗presents  Lighter groove Writer

グリコ
4th Mini Album
Estebanリリースツアー
〜逆襲のGRIKO

(1)afterlight song (2)LATE SHOW
(3)カッパマイナス(大阪)
(4)アベマンセイ  (5)Bottom TurN
(6)GRIKO(大阪)


(1)afterlight song 
g
ごぞんじ、メガネ男子とメガネ女子コンビによる二人組、アフターライトソング。
アフターライトソングとはどういう意味なのか?ずっと来になっていました。光の後の歌?
web辞書によると、afterlight/アフターライト、とは、夕焼けの事を意味するようで、
だとすると、夕焼けの歌でしょうか?ウンウン、これはいい感じですね。
残照歌というコトバもwebではヒットしましたが、メンバーの真意はどこに?

ドラムとkeyあるいは、ドラムとベースという、シンプルな編成のインストバンドですが、
ポストロックという用語で説明しても、そんなに間違ってはいないかも。
穏やかなメンバー2人の雰囲気通りに、サウンドも穏やかソノモノですが、
時おりのぞく、意表を突く展開に、彼らのバックグラウンドの広さが伺えますね。



(2)LATE SHOW

着実にキャリアを積み重ねているレイトショー。
演奏レパートリーも、着実に増えているようで、
個人的には、初めて?の曲も聞けました。
ステージ上では、ほとんど話さないメンバー3人で、Vo(Gt)のフカイさんが、
わずかに話すのみの、彼ららしいライブでしたが、
バンドの存在感とサウンドの説得力は、確実にアップしてますね。

おぼつかない足取りで、暗い夜道を歩かざるを得ない状況なのだけれど、
頭の中では、コアなナンバーが激しく鳴っている・・・
不安定だけど、確実・・・そんな印象でしょうか?
いつも、書いてますが(苦笑)、新しい音源が待ち遠しいですね。

(3)カッパマイナス(大阪)

大阪から登場のカッパマイナス。
まず、バンド名が印象的ですね。
カッパ→かっぱ→河童
かっぱ→合羽→雨合羽→レインコート
カッパ→ギリシア文字のカッパ
カッパが何を意味するのか?想像するしかないですが、
そこにマイナスが付くのですから、
イメージは一気に広がります(苦笑)。

Gt(Vo)、Ba、Drのトリオ編成から繰り出されるサウンドは、
安易な妥協を拒むかのような、尖ったロック。
安直なカテゴライズは難しいのでは?というか、ヤバいかも(苦笑)
突き放しつつも、愛情に満ちた、
そのサウンドは、まさに通好みと言ったところでしょう。

(4)アベマンセイ

2012年の今、いわきを代表するギタリストの一人である、
と言い切ってしまいます・・・ギタリスト「アベマンセイ」

この日のライブは、一人で登場ですが、
バンド活動〜ギタリストとしてのサポート活動も、広く知られるところです

セットリストは次の3曲。

1.Follow The Wind 2012
2.旅立ちの空、還る海〜Cry for the sea〜(映像2012年日の出までver.)
3.Think of you(新曲)

どの曲も聞き応えがありましたが、あなたの事を想う、という意の3曲目が圧巻でした。
阪神大震災の時に感じた気持ちや、昨年の3.11での体験などを通して、
「思う」、「想う」ことの大事さを実感した、そんなマンセイさんの気持ちが力強く表現された
優しさと強さを感じさせる一曲です。
(5)Bottom TurN

サポートメンバーに女性key(コーラス)を迎えてのライブです。

この日のセットリストは、
1.ヒカリ
2.シロ
3.空
4.ハイになって
2、4はアルバム未収録の曲です。

少しばかり恥ずかしそうな表情を見せつつ、
ライブ告知をするVo(Gt)のヒデさん(苦笑)

悲しみが溶け込んだ透明感のある色彩・・・・・
ボトムターンの持つ「哀愁感」は得難いモノがあります。

ボトムターンのライブには、日常があり生活があります。
掛けがえのない日常であり、生活です・・・・一見、退屈に見えますが。

(6)GRIKO(大阪)


グリコ、グリコ、グリコ・・・・素晴らしいバンド名です。
グリコーゲンからの引用なのか? グリコ(苦笑)
Vo(Gt)、Gt(Key)、Ba、Drの4人編成で、Baは紅一点の美女さま。

雑食的なフンイキが漂う、ポップなロックを、これでもか、これでもか!的に、
熱い篤いボーカルを中心に、叩きつけます。
大阪のバンドらしく (これっって偏見かも・苦笑)、
単刀直入にメッセージを叩きつけて来ます。

アンコールに応えて再登場し、完全燃焼するまで、
そのテンションは途切れることなく、
まさにフルスピード全速力でした。
いやあ、凄かった!!。