ライブレポート
No.182



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2012/9/6(thu)
CLUB SONICいわき

雨ニモ負ケズ
ライブ会場限定1st short album
「暁光」release tour2012

OPEN18:00/START18:30
(1)空中マグネット (2)ザ・童貞ズ
(3)否(i-na)
(4)Little Marry (5)雨ニモ負ケズ


(1)空中マグネット
制服姿が可愛らしい女子3人によるバンド。
メインにボーカルを取るのがドラマーというのも意表を突きます(苦笑)。
ガールズロック〜ガールズポップの、お手本と言いたくなるくらいの、
圧倒的な女の子感と、初々しさが超強力です(苦笑)。

学校の文化祭を数日後に控えてて、文化祭で、ライブをやります、
と語る彼女たちのライブを見てると、バンドって面白いなあ、
と初心に帰ったような気持ちになりますね。

バンド名は、どこから取材したのか?、見当もつきませんが、
バンドのイメージに合ってますねえ。


(2)ザ・童貞ズ
直球というかストレートというか、
微笑ましいのか、悲しむべきなのか?
良くわからないけど、ありそうでなかったロックバンド名ですね(苦笑)。
日本の高校生諸君は、頑張っているのであります(苦笑)なにかと・・汗。
オーバーオールと赤のスウエットシャツが4人御揃いで、
もう何やら只事では無い雰囲気で、ライブはスタート。

マジ、イケメン4人組なんですから。

シンプルさを持ち味としたサウンドデザインで演奏されるのは、彼らのオリジナルで、
リアルな生活感が満載です(苦笑)歌詞は当然、日本語です。

あっという間に上達してしまう、伸び盛りの時期なので、次に
ライブを見るのが楽しみですね。

(3)否(i-na)
東京から登場のイナはエレクトロポップ、エレクトロニカ、等の用語で説明するのが
適当なサウンドかと思います。
バンド名は、否めない(いなめない)、否む(いなむ)から取った「イナ」ですね。
「否」を英語で表すなら、No、そのものですから、
当然、皮肉っぽかったり、否定を感じさせるような、素直じゃない感を、
バンド名に込めたと推測され、サウンドの方も、なかなかに凝っているように思います。
美人のボーカルさんがkeyを操りつつ歌い、
3人の男たちがGt、Ba、Drとして脇を固める4人組です。

電飾を施したベースを抱えるベーシストさんは、スキンヘッドで、
怪しげな(?)ゴーグルを身に着けます(苦笑)。
このベーシストさんは、いわき市を訪れるのは3度目で、
仕事以外で来るのは初めて、と語ってくれまして、
いわき市民としてはありがたいですね。
是非、行楽先の一候補としてお考えください(苦笑)。

ライブ前に事前の予習をしないで、ライブに臨んだこともあり、
サウンドの理解には程遠いのですが、
というより練りに練られた楽曲ではないでしょうか?

暗い感じもしないでもなく、一癖も二癖もある感じです。
コミカルな中に、強烈な毒を仕込んでいるような気がしてなりませんね(苦笑)。
個人的には、普段あまり接する機会が無い趣向のバンドなので、楽しめました。

(4)Little Marry
オリジナル曲を含む全4曲を演奏した4人組は、Vo、Gt、Ba、Drの編成で、
ベーシストのみが男子で、他の3人は女子という構成。
そのベーシスト君は、この日のライブを最後に脱退らしいですが(涙)
素敵な女子3人に囲まれて、うらやましすぎる男子1名であります(苦笑)。

ギター女子萌えなところが、少なからず、ありまして(誰が?苦笑)
アンプ直結なレスポールがカッコいいのでした。
落ち着いたボーカルさんと、丁寧なドラミングと、
まだまだ荒削りなところが無きにしもあらずでは有りますが、
今後の活動が楽しみですね・・・。
どうせなら、新ベーシストは女の子であって欲しいと、
オジサンの願いなのでした(苦笑)

(5)雨ニモ負ケズ 
仙台で活動する、雨ニモ負ケズは、宮澤賢治の著名な詩を、バンド名とした4人組。
コード楽器として、ギターの代わりにピアノを擁する編成で、
VoとDrが女性、KeyとBaが男性の男女半々の編成。
エモーショナルピアノロックと自ら形容するサウンドで、この日のライブの締めを飾ります。
個人的には、コード楽器として、ギターの代わりにピアノを用いるロックバンド編成というのは、
あまり聞いた経験が無いのですが、意外に違和感ないですね(苦笑)。

想像していたよりも、エモ感が強いなあ、という印象でしたが、
切れの良いドラム(ドラムの事は詳しくないですが、1音1音が、クリアでタイトに感じました)、
ありったけの感情のすべてを声に込めようとの切実さが伝わってくるボーカル、
黙々と音に入り込むベーシスト、鍵盤に向かう姿から緊張感漂うキーボーディスト・・・・
まさにエモーショナルな4人。

東北のバンドというイメージそのままの4人組で、見応えのあるライブでした。
次に見る時は、もっともっと、そのサウンドのエッセンスを理解したいですね。