ライブレポート
No.181



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2012/9/2(Sun)
SONIC LIVE

START  17:00
いわき市平
CLUB SONICいわき

(1)TKG研究所 (2)The Pied Piper Of Hamelin
(3)Black Rain(群馬)
(4)虫唾が走る
(5)the planets(東京)
(6)uNDEAD fOR tHE BATTALION
(7)AAD


ジャンルの異なるバンドが7つ、いわき市外からは2つのバンドと、ごった煮感満載の夜でした。
個人的には、この手の何でもアリ感満載のライブは嫌いじゃないですね(苦笑)
ロックバンドの世界は、ジャンルごとの多様化と棲み分けが、近年、ますます、進んでいるようですが、
このようなごった煮ライブは大学のサークルみたいというか、地方のライブハウス特有というか(苦笑)
ワタクシは嫌いじゃないですけどね(苦笑)

(1)TKG研究所

なにやら、バンド名がカッコいいのか、イッチャッテルのか、良くわかりませんが、
5人組のTKG研究所が、まず登場。略してT研?(苦笑)

いわゆるアニソンのコピーバンということのようでしたが、全く知ってる曲がありませんでした(涙)。
いわゆるアニメタルとか、アニパンクとかは結構好きなんですけど
(マジンガーZとか、仮面ライダーとか・・・苦笑)。

なんですけど、初々しい(ういういしい)女子ボーカルを中心に、
ていねいな演奏で楽しませてくれました。
5人全員、同じ学校なのかなあ?違うのかな?とか、練習はどこで、
どのくらいの頻度でやっているのだろうかなあ?とか、
ヤングたち(ほぼ全員10代でしょう)の生活を、あれこれ考えるのは楽しいモノですね(爆)



(2)The Pied Piper Of Hamelin

バンド名が長ったらしいし、どう読んでいいのかさえ、少し悩みますが(苦笑)、
フロントマンのボーカリストは、自らを「ハーメルン」と呼びます。

そのバンド名ですが、ドイツ伝説の「ハーメルンの笛吹男」からとっていますね。
英語なのかドイツ語なのか?とか、細かいこと言うと悩ましいですが、まあ、そういうことで(苦笑)

サラサラなロングなヘアーが素敵な男性ボーカリストに紅一点キーボディストの5人組で、
演奏するのは、彼らのオリジナル曲。
親しみやすい、万人向けの日本語ロックを聞かせてくれました。


(3)Black Rain


バンド名は、黒い雨、になるのでしょうか?
群馬県は高崎市を主に活動の舞台とする彼らは、ベーシストが女性のトリオ編成。
フロント2人がボーカルを取りますが、Gtの方がその比率は高めですね。

小柄で可愛らしい女性ベーシストは、ピックを使わずに指で弦を弾き、
足元は素足(靴を履いてない)と、かなりにワイルドです。

サウンドは、尖ったというかエッジの立ったというか、
激情エモ〜ポストロックというところになるでしょうか?
容赦無い、というか、結構、攻撃的なサウンドで、女子を含むトリオという見掛けからは、
想像もつかないサウンドでした。
ライブ後、2nd DEMOと記されたCD-RをメンバーからGET。
1.Introduction、2.思考の先に、3.Lostの3曲収録で、ジャケットデザインが渋い一枚。
数日後、聞いてみましたが、ライブのテンションの高さ同様、力の入った一枚でした。


(4)虫唾が走る

これまで、若干、メンバーの流動性が強かったように思いますが、
4人のメンバーが固定し、バンドとして大きな過渡期を
迎えつつあるように思います。

バンド名そのものが、虫唾が走る、かもしれない(苦笑)、
イヤミ感があるバンドかと思いますが、
ロックという音楽ジャンル自体、矛盾を多く孕んだ存在と
ワタクシは理解しておりますので(苦笑)、
このバンドの存在は、まさにロックな分けです。
1枚目の4曲入り音源「色彩無シ」から、早いもので、2年が経過しています。
2つ目の音源が待ち遠しいですね
(どんな、コンセプトを提示してくれるのか?楽しみですね)


(5)the planets


東京からのプラネッツ。
Ba(Vo)、Gt、Key、DrでKeyとDrが女子の男女2人ずつの4人編成。

Gt、Drはニッチインダストリー(NITCH INDUSTRY)というバンドでも、
並行して活動していて、
AaAa通信的には、2007年8月に、ここ、ソニックでライブを拝見しています。

ちなみに、女子ドラマーのエリカさんは、高校卒業までを、いわきで過ごした、
生粋のいわき人です(苦笑)。

メンバーの4人の見た目の雰囲気は、バラバラで、
出てくるサウンドは想像しにくいですね。
(と、ワタクシは感じます。そういうバンド好きですが・苦笑)


そのプラネッツのサウンドですが、バンド自身のコトバによれば、
「シンセ入れたエモ・パワーポップみたいなの」。
ライブは、まさに、その言葉通りで、英語歌詞ですが、
日本人のやっている音楽という感じがしますね。

バンド名の「惑星」にメンバーが託した思いは知る由もありませんが、
近未来の家族旅行(in宇宙)みたいなSF感に、
冒険心、希望、人の温もりを感じました。

何気に洗練されてるなあ・・・・当たり前ですが・・・シミジミ(苦笑)



 (6)uNDEAD fOR tHE BATTALION

ハードコアを聞かせてくれた、このバンド「アンデッド フォア ザ バタリアン」は
派手なスタイルのボーカリストに、まず、目が行きます。
ハードコアパンクの多様性は多くの人が知るところですが、
このバンドのスタイルは、いわゆる「ジャパコア」と呼ばれるモノになるかと思います。
1980年代から連綿と続くスタイルで、
世界的にも評価が定まった確固としたスタイルかと思いますが、
個人的には、しばらく、見る機会が無かったので、嬉しかったですね。

丁寧にセットされたモヒカンスタイルで、激しくステージ上で歌い叫ぶボーカルを中心に、
派手に見せてくれました。
バンダナで顔を覆うギタリストと、鉄壁リズム隊のBa、Drも、バンドカラーにバッチリ染まっていて、
見て聞いて感じて乗れるライブでした。


(7)AAD

さわやかなポップなパンクロックのAADが、この日のトリを務めます。
気恥ずかしそうにフロアに語りかける、笑顔のVo(Gt)を中心に、
4人が一体となって奏でるポップなパンクサウンドは軽快そのもの。
洋モノメロディックパンク直系のそのサウンドは、まるで、いわきの気候みたいかも(苦笑)
争い事は嫌いだね・・・事を荒立てる事は無いよ・・・そんなモノを感じますね(苦笑)
2005年に結成後、オリジナルメンバーはVo(G)のアオキさんだけのようですが、
大きくステップアップする時期に入っている
・・・そんな、期待が膨らむ今日この頃です(苦笑)