ライブレポート
No.169


ライブ
レポート
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2012/4/7(SAT)

Bottom TurN 企画
ミュージックカラー Vol.4
(1)三ヶ田&タカザット (2)LATE SHOW
 (3)BA ATTACK
 (4)WHITE LOSER 
(5)notice it (6)Hi-Gi 
(7)quizkid
  (8)Bottom TurN



(1)三ヶ田&タカザット
ベースにギタリスト村重さんを迎えて、トリオ編成のロックバンドスタイルというこの日のライブ。
あぶらすましとは、また違った魅力を楽しめる分けですが、いつも通りに、気持ちを込めて歌い上げる三ケ田さん。
お世話になったカズコおばさんへの感謝の気持ちが気持ちよく響く曲など、全4曲。
オムニバスCD「黄昏賛歌3」に収録の「冬の女」が、今が旬、的な一曲でしょう。
叙情的な一曲で、沁みます。


(2)LATE SHOW
ギタリストが抜けて、結成当初のトリオ編成となってから、それなりに時間が経ってますので(苦笑)、
この編成でも全く違和感が無くなってきました(個人的には・・苦笑)。
基本、日本語歌詞のバンドなのですが、安直な表現には流れない、気位を感じますね。
LOSTAGEのフォロワーとして説明するのは安直かもしれないし、本人たちも納得しがたいかもしれないけど、
そのように感じる人は少なくないかも・・・・・・
っというか、是非、その目でライブを見て、自ら確かめて欲しいですね。



(3)BAD ATTACK
バットアタック・・・・日本語に直訳すると、こうもりの攻撃、野球のバットによる襲撃・・・・
うーん、どうなんだんどろう(苦笑)メンバーさんに確認しないと分からないですね(汗)。

BATでは無くて「BAD」でしたね(2013/4/30修正)
BAD ATACCK、なるほど、これだとフンイキがありますね。

Vo(G)、B、Drの3人編成で、初期衝動そのままに、
グイグイとライブを引っ張って行く、というか押し込んでいきます。
ラウドかつハードコアなフンイキはあまり感じなくて、青春臭漂うメロコアサウンドですかねえ・・・苦笑
とにかく、動き回るギターとベースに目が釘付けで、清々しい気持ちになります。スピード感が凄い。




(4)WHITE LOSER
スターリンのロマンチストをオープニングSEに登場・・・・・
この場合、どうリアクションするのが正しいのかなあ(苦笑)・・・・60年代生まれなもんで(汗)
シンプルなパンクサウンドと真っ正直な日本語サウンドが特徴のVo(G)、B、Drのトリオです。

ベーシストさんのギャグというかユーモアなのか、リアルな実話なのか?
判然としないMCが、彼らの持ち味の一つかもしれません。
東京○のそば屋で働いている(本人談)ベーシストさんの悲しいのか微笑ましいのか微妙な「恋話」、
ボクシングを後楽園ホールへ見に行った話、某お笑い芸人みたいだと言われた某新宿ライブハウスでの出来事などなど、
笑うべきなのか、残念だねと共感するべきなのか?とっても悩んでしまうのでした。

彼らのシンプルな日本語パンクサウンドと、ステキ(?)なMCが相まって、独特な空気が漂うのでした。
ガソリンスタンドを一人で切り盛りする老店主への敬意を歌った「北沢バーニング」にニヤニヤです

1曲ボトムターンのドラマーノブさんがボーカルで参加しちゃったりして(苦笑)。



(5)notice it
新曲含め、プリズムシティ、timeなどの全4曲を演奏。
新曲の「迷子の光」は、ボーカルで始まる歌モノ的なかんじの曲で、
ボーカリストマサイさんの歌のうまさが堪能できます。
ここまでの4バンドが、どちらかというとシンプルな楽器編成〜サウンド構成だったので、
ギター2本+シンセイザーのnoticeサウンドは、とってもド派手に聞こえます(苦笑)


(6)Hi-Gi
(横浜)

横浜から登場はハイジー。
細身長身&ロングヘアーのボーカルに、まずは目が行きます。
高いキーで、きちんと歌い上げるボーカルスタイルに、ストレートなパンクサウンドが絶妙に融合します。
このタイプのボーカルスタイルとは、一般的には相容れないサウンドなのかもしれませんが、
バンドとしての統一感があって見応え、聞き応えがありました。
自分の気持ちを正直にストレートにぶつけてくる歌詞が熱いです。

rekoハイジ、ハイジと聞こえると、どうしても、アルプスのハイジを思い出してしまいます(ゴメンナサイ)


(7)quizkid
バンド名のクイズキッド、クイズ好きの子供とかの意味でしょうか?
Vo(G)、G、Drのトリオ編成で、メディアムテンポの曲が中心のライブを展開。
オルタナティブ系のサウンドと理解しましたが、社会性の高い主張の強い日本語歌詞が強烈なインパクトを残します。
個人的には、なじみの無い、初めて接するタイプのサウンドでしたが、独特のフンイキがあって楽しめました。




(7)Bottom TurN
最後は当然、ボトムターン。4曲+2曲のアンコールの6曲を披露。
音源としては二つ目、6曲入りのファーストアルバム「drops」発売おめでとうございます。
メンバーの実直な人間性と確かな音楽性が会場全体に緩やかに流れます。
この3人にしか、このバンドにしか出せない、このフンイキ・・・・素晴らしいです。
歌モノかつギターバンドなロックバンドだと思いますが、実力の割りに、まだまだ知名度が低いと思います。
叙情性あふれるメロディックなサウンドと優しい日本語歌詞を、もっと多くの人に楽しんでもらいたいですね。

ドラムのノブさんは、ラジオパーソナリティを模したDJスタイルで、会場を楽しませてくれました
難しいでよねえ・・・DJ(苦笑)・・・・お疲れ様でした。