Dライブレポート No.136

ライブレポート
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いわき市平CLUBソニックいわき

2010/6/20(sun)
LOSTAGE TOUR
出演
@LATE SHOW
ATo overflow evidence
Bnotice it
Cおとぎ話
DLOSTAGE
 

@LATE SHOW
 
@LATE SHOW
前日に、いわき入りしていたLOSTAGEがライブを見て、その推薦があった、とのことで、
急遽、この日のライブに出演することになったようです
(LOSTAGEのライブ中に五味さんよりコメントが有りました)
。Vo(B)、G、G、Drの4人編成で、2本のギターによる厚みのあるサウンドを生かした、
緊張感のあるライブが持ち味でしょう。
ポジティブさとネガティブさが、うまい具合にミックスして、本気度が伝わってくるライブ・・・
メンバーの年齢を考えれば(詳しくは知りませんが)、妙に大人っぽい印象のバンドかもしれません。

幾分、堅さ?が感じられないことも無い(苦笑)、ステージングですが、
独自のスタイルへの構築へ向けて、大きく飛躍しつつある時期でしょう。
クオリティの低い写真しかなくてゴメンナサイ(涙)
 

ATo overflow evidence
 

ATo overflow evidence
今年は、以前より、県外でのライブが多くなっている傾向があるようです。
福島県〜東北地方を代表する、エモーショナル・ハードコア系のバンドとして
着実に知名度を高めています。
2002年の結成より、幾度かのメンバーチェンジを経てはいますが、
「いつでも全力疾走」的な、高いテンションを維持してきている熱い魂のバンドだと思います。
、フロアより「合唱」が沸き上がったり、安定感のあるライブは、いつもながらにサスガです。
音源製作に近々、入るというニュースが、ボーカル・ゴトウさんよりありました。


Bnotice it
 
Bnotice it
ギター2本での4人体制となった事が、バンド全体として、
非常に良い方向に作用していると思います。
この新・体制となって、まだ数ヶ月かと思いますが、
2010年後半に向けて、テンションが上がってきているのでは?
歌詞が日本語で、楽曲そのものにうまい具合にリンクして、どの曲も口ずさめるかも・・・
・歌詞の意味深さと〜難解さと、ポップスセンスの絶妙なミックス加減が、病み付きになります。
未だ見てない人、まだ聴いてない人・・・・は是非・・・・であります。
 

Cおとぎ話
Cおとぎ話
Vo(G)、G、B、Drの4人組のおとぎ話(東京)が、4番目に登場。
いつものことですが、全く、前情報無しに臨んだライブでした。
自分の中の音楽アーカイブス(とても小さくて薄っぺらですが)には
、なかなか引っ掛かってこない音楽性のバンドでは有りましたが、
素晴らしい「ライブパフォーマンス」で楽しませてくれました。
ライブ終了後、web上での写真公開について確認しようと、
ボーカルの方に話しかけさせて頂いたのですが、その際、語られたのが、
「ザ・バンド」というバンド名・・・・なるほど、なるほど納得です。
 おおらかさ、暖かみ、そして優しさに溢れた、音楽ワールドを構築しているバンドだと感じました。
おとぎ話というバンド名には、「ファンタジーな世界」への志向性、憧れを込めているのでしょうか?
ジャパニーズポップス、ジャパニーズロックの系譜の中には、その類型が、
意外に少ないバンドかもしれません。
1970年代〜80年代にかけての、いわゆる「ニューミュージック」的な質感を若干、感じたのですが、
日本的なウエット感が薄くて、やっぱり、大陸〜アメリカ的な印象が強いですね。
見応えのあるライブに大満足です。



DLOSTAGE
DLOSTAGE

ゼロ年代(2000年から2009年までの10年間)の、ジャパニーズオルタナティブロックシーンに於ける
最重要バンドの一つである事に異論は無いでしょう。
私ごときが、このような場所で、何を今更書くのか?な分けですが・・・・・・
G・1本の3人体制になったがゆえに、ライブ自体の緊張の糸は、堅さとしなやかさと言う
相反する性質を兼ね備え、唯一無比のライブ空間の創出に成功していると思いました。
パンク、エモ、グランジ、ポストパンク、・・・・そのようなキーワードで語られることが多いのでしょうが、
音楽活動、バンド活動、歌うという行為、それらへの必然性を感じさせて余りあります。
ワールドワイドな普遍性を感じさせます。
「いわきには、ホーム感あり・・・」などという有り難い言葉を頂戴し、
さらに、2回のアンコールにも応えて頂く、という、素晴らしいライブでした。