ライブレポート No.75

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      ・place  →  いわき市SONIC
・day〜time  →  2006/4/14(Fri) 18:30頃〜
当日券(ドリンク込み2500円)
SONIC presents
PULLING TEETH 5th new album
THRASH CATS」レコ発TOUR

出演BAND
@FAST ESCAPE ACMT(郡山) B Vooska
C
to over flow evidence D内郷げんこつ会
 E
PULLING TEETH(東京
)



@FAST ESCAPE

 @FAST ESCAPE

G(Vo)、G、B、Drの4人編成。長髪のボーカリストを中心に、
キャッチーな印象のストレートなパンクバンドだと思いましたが、ポップさ加減が微妙な感じで、
ナカナカに聞かせます。硬さが残るようなステージでしたが、
超大物を含む全6バンド出演の1バンド目と言う、難し
役どころを、見事に果たしていたと思います。


ACMT(郡山)

ACMT(郡山)

G(Vo)、G、B、Drの4人編成と、最初のFAST SCAPEと同じですが、ボーカリストが女性です。
エフェクター多用のギターサウンドに、ある意味、唯我独尊的なところもある
エキセントリックなボーカルスタイル、そして、横ノリに近いようなダンサンブルさ・・・・・
何とも形容し難い隠微なスタイルのバンドでした(注;淫靡では無い・苦笑)。
私なんか、古い人間ですので、「ゴシップ」とか「ポジパン」とかを思い出してしまいました。
バンド紹介・
MCはベーシスト担当でしたが、サウンドに反して(?)
前向きと言うか、明るくて分かりやすい
MCでした(苦笑


BVOOSK

BVOOSKA

 
このバンドも上記@Aのバンド同様、G(Vo)、G、B、Drの4人編成でした(苦笑)。
とにかく若そうなフンイキが羨ましいくらいです。マイクを下向きにセットして、
上を向いたカッコウで歌いまくり、叫びまくるボーカリストの斜に(ハスに)持ったギターが決まってます。
ギターテクニックもかなりのモノと見た(苦笑)。
ファストコア、ノイズコアという、極北的な音作りへの志向も垣間見られるのだけれど、
全体的に、湿り気が無い、若さと希望に満ちた疾走感を感じさせる超クールなライブでした。
揃いの
Vooska Tシャツもバッチリで、今後に大いに期待してしまいます。

@ABは、全て所見のバンドでした。

C
Cto over flow evidence

Cto over flow evidence

この前見てから、未だ日があまり経っていませんでした(ライブレポ No.72参照)。
21世紀に入って6年目になろうとしている、昭和が遠くなりつつある平成も、
もう18年の、「今」に「フサワシイばんど」だと言う思いを、
改めて強く感じたライブでした。
80年代でも無く、90年代でも無く、2006年の今・・・・・

ツアーを目前にして、メンバーそれぞれ、これまでにない緊張感で
満ちた日々を過ごしている・・・かもしれません。

全てのものから解放されたい・・・誰もが一度は考えたであろう妄想(めいたモノ)
を打ち消すのは容易かもしれない・・・・
だが?疑問符が付くのだ。スタイルに逃げ込むのは簡単なことかもしれない。
そこからも逃げてこそ、真のエモーショナルなバンドに成長できる
のかもしれない。
ツアー大成功祈願であります。
 


D内郷げんこつ会

D内郷げんこつ会

2年以上、見る機会に恵まれず、この日は、ホント楽しみにしていました。
オープニング、ガスタンクの名曲「デッドソング」で会場のフンイキが嫌がおうにも、高まり、
異世界ワールドへのトリップ準備万端です。
中性ヨーロッパ的オカルトと、近代アメリカン的陽気さ、和的な叙情テイスト・・・・
サイコビリーというロックジャンルは、
分かりやすいような分かりにくいような、独自のジャンルだと思います。
我らが「内郷げんこつ会」は、脱力系ギャグ的な(ユーモア・諧謔では無い)テイストが幾分強く、
そこが、大きな魅力になっていると思います。
GWBDrのトリオ編成という最小単位のバンドでありながら、
GDrのボーカル2本立ても、意表を突いてます。
パンク雑誌
Doll誌で取り上げられ、5月に1stアルバム発売を間近に控え、
昇り調子150%くらいの、彼ら・げんこつ会の、この日のライブは、
初めて見る人も、何度も見てる人も納得の、ウマイなあ・・・って感じの、粋なライブでし
た。


E


PULLING TEETH(
東京)

EPULLING TEETH(東京)

見たことが有ると言うだけで、他人に自慢できそうな、通好みのヘビイロックのキング的なバンドだと思います。
実際、AAAA通信ごときが、ウジャウジャ書く必要はないのですが・・・・。
ギターの鈴木さんを、グラビーで見たWALLでのライブが、ほんとに懐かしいなあ・・・
遠い目・・・(苦笑)

 演奏開始前、エフェクター類をステージ床に、動かないようにガムテープで貼り付ける鈴木さんの姿を
手が届きそうなところで見ていると、ここに居るのがホントニ鈴木さん?
見ている俺は、ほんとに俺?みたいな屈折した「デ・ジャヴ」に教われる感じです。
3人編成で、楽器の構成も、前出登場の内郷げんこつ会と同じです。

 ギリギリした緊張感がステージに漂いライブはスタート。

ベーシストが、ウッドベースに馬乗りになって、掻き毟る・・・フロアを煽る・・・・・
ザクッ・・ザクッツと響く、唯一無比のザクザクなギターサウンドを中心に、
畳み掛けるようなドラムと、叩きつけるようなウッドベースの締まった音

ラウド系と言っても幅広いし深いのですが、プリングの場合は、
独自のコンパクトさ、とでも形容できるような、タイト感と、澄み切ったノイズ感が魅力だと思います。

あまり味わえないライブ感一杯のバンドだろ思います。カッコよ過ぎです。

     
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