ライブレポート No.66

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     ・place  →  いわきSONIC
     ・day〜time  →  2005/8/28 (SUN) 
band
ain`t nobody vol.2
出演BAND
@To Overflow Evidence   Aonsa(東京) 
B
STICK IT OUT  CBALLOONS(
東京)
D
Table(東京)
        ESmoking Ape

TTo Overflow Evidence


To Overflow Evidence オープニング、ボーカリストがステージに現れないままスタート・・・・
ウネリのある曲でG(上手側)がメインにVoを取る。

2曲目でボーカリスト登場・・・・ステージ下手のドアから出て来るものと思っていたら
ドラムセット付近から登場で・・・意外な展開の登場。
ライブ告知などのMCは袖側のギタリストが担当で、この日のライブの主催者への感謝のコトバなど、
ライブへの真摯な姿勢が伺えます。

ハードなエモーショナルサウンドの切れ味には定評がある5人組で、
VoとG(2本)とBのステージ上での掛け合い(声出す分けでは無いけど)が、
若さとエネルギッシュさ、そして怒り?に溢れていて、見ていて気持ちいいです。


onsa(東京)

onsa(東京)「onsa・オンサ」は「音叉」と漢字を当ててしまいたくなってしまいます(苦笑)。
ちなみに、音叉とは楽器調律に使用するU字型の器具です。
バンド名の真意はどこに?(苦笑)
G(Vo)GBDrの4人組で、一聴、ポップス的な印象のバンドかと思いましたが、
音は結構トガッタ感じで、個人的には「掴みどころが無いサウンド」
とでも言いましょうか?歌詞は日本語なのだろうけど、やはり、掴みどころが無い感じ。
曲も比較的長めのモノが多く、そのあたりもライブの印象に大きく作用しているようです。

スネアドラムの抜けがカッコ良く、見事なリズムの緩急には息を呑みます。

Bの「AV in カプセルホテル」とかの「シモネタ」
と「クールなバンドサウンド」との対比というかギャップが面白かったです。

STICK IT OUT
STICK IT OUT 曲が耳なじみのせいもあるのだろうけど・・・・うーん、カッコいい。
見るたびに(そんなに本数見て無いけど)本格化して行ってます。
意気込みを感じるというか、いい意味での「これしか無いでしょう」的な緊張感を感じさせます。

G2本でBがVoを取るスタイルの4人組ですが、
激しさを持ちつつも、繊細で落ち着いたライブ世界は、独自のものがあると思います。
BALLOONS(東京)

BALLOONS(東京) G(Vo)GBDrの4人組。
メインボーカルのギタリストが、中央に立たないで、ステージ袖寄りに立ちます。

複雑なコード、2本のギターの独特のアンサンブル、
独自のブレイク感とスピード感・・・
聴く人によっては「不安感・不安定感」を感じさせるであろう
独自のスタイリッシュな硬質サウンド。

その彼ら4人の「非対象的な立ち居地」こそが、
彼らのサウンドの「不安定感・不安感」を象徴していると言えるかもしれません。
素晴らしいライブでした。イイモノ見せてもらいました。

Table(東京)

Table(東京) G(Vo)BDrのトリオ編成で、Drは女性。
個人的な感想としては、トリオらしくないサウンド?でした。
迫ってくるような厚みと重さに終始圧倒されっぱなし・・・・・・
目まぐるしく動くベースラインとパワフルなドラムに、
日本語歌詞が残響・残像のように耳に残るボーカル、そしてスリリングなギター・・・・

個人的にはパンクの文脈で語るよりハードロックの文脈で語る方がフサワシイかな?
的なサウンドだと思いました。
決して、シンプルでも分かりやすくも無いサウンドだと思いますが、
トリオとは思えないほどの大迫力ライブにはビックリでした。

Smoking Ape

Smoking Ape
この日のライブの〆(シメ)は、御存知エイプ。
テーブル同様に3人編成で、やはり
Gがボーカルを取ります。
固定ファン(と思われる)女性客の姿も数多く見受けられ、
人気と実力の高さがうかがい知れます。
硬質なサウンドのバンドであるのだけれど、
独自の甘さと優しさと切なさ、そして悲しさ、弱さを体現したロックサウンドには
定評があります。
着実なライブ実績の積み重ねにより、ライブでの存在感は益々大きくなっています。
微妙な年齢?なロックバンド?かもしれないですが、
このバンド〜ライブ世界、もっと多くの人に知ってもらいたいです。