ライブレポート
 Vol.54
9/12/2004(日) at いわき市平SONICにて 

爆裂突破ギグvol.3
出演(順に)
@WEEKEND IN MOSKVA  Aトロッコ モロッコ
BPILE OF TRASH
CMAKE MENTION OF SIGHT(仙台)
DOTTOH
EJARVE WALL(仙台)


 日曜日・・・・AAAA通信管理人は、翌日仕事でして、体力的なことを考えると、ユックリ家で、まったりと、なんてことも考えてしまうのですが、気合いを振り絞ってSONICへ(そんな大げさなものかい!!怒)。この日のライブは、いわきで長い活動を続けている、ハードコアパンクバンド「PILE OF TRASH」主催の「爆裂突破GIG」。会場入り口で、知った顔にも会って、少し、嬉しくなってライブの始まるのを、フロアでそれこそ、まったりしながら待ちます。バックグラウンドミュージックとして、1980年代の日本のパンクロックの名曲が流れます。ウーン懐かしいぞ。この選曲のセンスは・・・・・フフフ、誰だかだいたい検討つくもんねぇ。アナーキー、INU、ガスタンクなどなど、懐かしいぞお、ハハハ。
 一番最初に登場はウイークエンドインモスクワ。英語を直訳するとモスクワでの週末となり、なにやら意味ありげです。G(Vo)、G、B、Drの4人編成。オルタナティブ系のギターサウンドが、ガッツガッツ響くサウンドで、バンドとしてのライブが、3度目?というのが、信じられないくらい、落ち着いた雰囲気のライブ。気合いの入りまくったVo&サイドギターの雄叫びを聞け。
 ライブで演奏したのは、インスト曲を含む全6曲。1000 TRAVELS OF JAWAHARAL(九州の激情HxCxバンド)アシッドマンなど、選曲センスが際立ちます。
@WEEKEND IN MOSKVA
 2番目に登場はトリオ編成+ゲストボーカル加えての4人編成でのライブ。丁寧に聞かせようというG(Vo)を中心に、細やかな、気配りを感じさせるライブ。マッドカプセルマーケッツのコピーを、ひねりの入った演奏で展開してくれました。
Aトロッコ モロッコ
 3番目はこの日の主催バンドでもあり、いわき市在住で、長期に及ぶ活動履歴を誇る、Pile of trash /パイルオブトラッシュ。ライブは、4人編成でスタートしたものの、途中に女性Voが加わるツインボーカルスタイルになって、華やかさと若さ?(苦笑/失礼)が一気に加速します。
 環境問題への高い意識を感じさせる音源を出しており、アンダーグラウンドサウンドの王道的なハードコアサウンドで押しまくるライブは、説得力120%です。
BPILE OF TRASH
 フロアも結構、いい感じになってきて、流れるバックミュージックも、2順目になっったようです。MAKE MENTION OF SIGHTはYOUTH CREWスタイルのハードコア(米国発のハードコアムーブメント、1988年頃)、とのことですが、正直、管理人は、この手のサウンドが、パンクロック〜ラウド系ロック全体において、どのあたりに位置するか、わかりません。ですが、そんなジャンル云々自体は些細な事かも知れず、とにかく、緊張感に満ちた、素晴らしいライブでした。G2本の巧みなアンサンブルに、MCでは、息を上げながらも、真摯に語りかけてくるボーカル。アンダーグラウンドなバンド特有の実直さに溢れた熱いライブだったと思います。仙台のバンドシーンの広さと深さが伺えます。
CMAKE MENTION OF SIGHT(仙台)
 OTTOH、オットー、バンド名が良いですよお。個人的にはこの名前、Goodです。さて、鬼九(オニク)というバンド名で活動していたバンドが母体(メンバーは殆ど同じ?)の、このOTTOH、編成はVoとDrが女性、GとBが男性の男女混成の4人です。ポップス的なアプローチから、ハードなパンクサウンド、英語歌詞と日本語歌詞の使い分け、と非常にサウンドの引き出しが広いバンドです。ギターバンドと括るのが無難かもしれませんが。堅実なリズム隊と、ハイテクニックギタリスト、気さくで温かみのあるボーカリストによって展開される安定感あるステージ。和やかで、優しくて、そしてチョットずっこけていて・・・、ウーーン、味の有る良いバンドです。
DOTTOH
 JARVE WALLはダンサンブルではあるのだけれど、サウンド全体にエコーがかかり、爆音のツインギターが鳴き(泣き)吠えます。ボーカルが軽妙にダンシング・・・これが、ボクシング?何かの拳法?をイメージさせるもので、カッコイインだなあ。アートロック、オルタナ系、音響系、爆音系とか色々言われているバンドらしく、サウンドの雰囲気、ライブ質感は滅多に味わえるものでは無いと実感しました。とにかく、一筋縄では無いサウンドで、凄く得した気分になりました。
 
企画、出演の皆さん、皆さんお疲れ様でした。
EJARVE WALL(仙台)