ライブレポート Vol.40

8/4/2003(月)at いわきSONIC
 ”BLOOD SPIT NIGHT! VOL,9"
-PUNK PARTY O.O TOUR-
OPEN 18:30 START 19:00

出演バンド(順に)
@KH.(KAKOTOPIA HENCOOP)(いわき)
Abaptism(郡山)、BBushells(郡山)
CREFUSE(いわき),
D内郷げんこつ会(いわき)
ECOLORED RICEMEN (東京)
F鉄アレイ(東京)

 前回ライブレポート(レポートNo.39)に引き続いて、大物バンドがいわき市内でライブを敢行ということで、うわさレベルで早くも盛り上がった感のある、この日のライブ。基本的にはREFUSE主催のシリーズGIG "BLOOD SPIT NIGHT! VOL,9"ではありますが、鉄アレイ、カラードライスメンの遠征にはホントに感謝感激であります。若輩浅学の私でありますが、レポート(ようなもの)を書かせて頂く次第であります。
  トップに登場のK.H.。長身のモヒカンVoの迫力、畳み掛けてくるサウンド。ジャップコアスタイルのバンドならではの迫真のステージは気持ち良いくらいストレートで圧巻でした。イベントのトップにふさわしい、激しくコアな演奏で会場は早くも熱くなってくるのでした。

 2番目に登場のバプティズムは編成が面白い。全5人で女性が二人。エネルギッシュな女性ドラマーに女性ボーカル。Gは1本でツインボーカルスタイル。叫ぶようなボーカリゼーションの男性Voには、メッセージ性を感じました。
 3番目のBushellsVoGBDrの男性4人組。いわゆる、Oiパンク〜スキンズ的なアプローチのバンドで、個人的には、あまり観たこと無いので新鮮でした。英語詞スタイルと思われましたが、素直さ、実直さを感じさせるステージは好感の持てるものでした。

 フロアの雰囲気もいいかんじになって来て、REFUSE参上。この日で解散というアナウンスがVoB)のマサル氏からあり、ちょっと寂しいけど・・・・。スカスカしたノイズコアサウンド(ある意味これこそが正統のノイズコア)は全国的にも珍しいスタイルだと思います。スカスカしたギターサウンドにベースが絡む・・・・シンプルさが気持ちよい。ダンスミュージックとしてのノイズコアの魅力を堪能できるライブでした。GAIスワンキーズ あたりの音と言ってもあんまり通じないかもしれませんねえ・・・・。

 ウッドベースがステージに搬入されて、サイコビリーバンド・内郷げんこつ会の出番であります。AAAA通信では、前回のライブレポに続いて2回続けてのレポートですが、いつになくリラックスしたフンイキで楽しい感じのステージでした。Vo(G)の「いわきで鉄アレイとライスメンが見られるとは思わなかった」の発言には自分も全く同感であります、ありがとうございます。名曲(迷曲?)「アバレウシ」(正確な曲名知らないですが・・・)でフロアはグチャグチャに。

 カラードライスメンがセッティングを始めます。正直、身震いする思いで、ステージをみつめます。VoGBDrA.SAXの5人編成は、ファッションも各人が各々、個性的で、どんなライブになるのかな?と期待も高まります。爆音ベースが炸裂して(知ってる人は知ってる・・あの爆音サウンド)ハードコアなライブがスタート。5人の動きが、しなやかで、素晴らしいなあと、感激・感動。あらゆるものから自由だ・・・。せせこましいコダワリや、シガラミなんかとは無縁だ・・・ハイテクに支えられてこそ、可能なサウンドなのだろうけど・・・イヤ、違う、テクニックを超越した何かが有る・・・・自由?フリーダム?リバティ?解放?・・・・・秩序?アナーキー?。

 ライスメンのライブにやられて向こう側から帰って来れないうちに(興奮しっぱなしですね)・・・・・「鉄アレイ」の登場です。もう完全にヤラレッパナシ・・・・。「武闘派」と私は勝手に呼んで、ライブ中、ステージを凝視するのでした。フロアの興奮は最高潮に達し、カメラを構え呆然とステージを凝視する私も、汗まみれ。会場内の暑さ ~ 熱さはソニック最高記録では?などと考える始末。フロア最前列、フロア中央では、ダイビングこそ無いものの、熱いバトル ~ ダンシング が行われていて、超絶演奏に応える。最高峰のジャップコアスタイルのハードコアサウンドと強烈なメッセージ。

 7バンドを見終えて、駐車場へと急ぐ自分が妙にチッポケに思えるのでした。パワーを貰ったぜ、エネルギーを注入されたぜ・・・・。文責;AAAA通信管理人

↓3枚;KH
下↓3枚
:REFUSE
下↓3枚;
内郷げんこつ会
上の4枚↑:カラードライスメン
上の4枚↑:鉄アレイ
上の左2枚;Baptism
上の右2枚;Bushells