ライブレポート No.20
6/9/2002(SUN)
 at music space SONIC
出演(順に)
1.Not Bad (いわき)
2.MARLION (東京)
3.GANG ROCKERS(双葉郡双葉町)
4.free (いわき)
5.YOUTH 26 (いわき)
6.NICHE (東京)
7.鯰 (いわき〜郡山)
ロックの日(六・ロク/九・ク)の日、おなじみのいわきのメンツと東京からの二つのバンドをが登場のソニックであります。実は、この日はワールドカップサッカー「日本vsロシア」戦があったりして、何かと落ち着かない人も多かったかもしれませんが、ライブ終了の10時過ぎまで、サッカーのことなど、どっかいっちゃうくらいのチカラのこもった、魂のライブが繰り広げられたのでした。
5時半過ぎくらい、この日の一番目は「Not Bad」 ノットバッド。GがVoを取る3人編成のバンドでこの
日のライブが2回目だなどと言うのが、悪い冗談じゃないのと思うぐらいのシッカリシタ演奏、歌でした。
 フレンドリーに客席に話しかける、G(Vo)のギターテクニックもかっこいいぜ。英語詞と日本語詞両方の曲があるようでした。
80年代ヘビーメタル、っと私なんかは思うのでした。(Bの人が写真写んなくてごめんなさい、坊主頭にメガネがきまってますヨ。)
2番目に登場のマーライオンは現在は東京都内で活動してますが、実は1999年まで、いわき市で活動していたバンドです。2001年8月にも、WALL(今は無くなってしまいましたが・・)でライブをやってくれました。メンバーの熱い活動は凄いもんでしたよ。
 一曲目のミドルテンポの本格的なハードロックスタイル曲が素晴らしくて、ウーンと唸ってしまいました。フロントの二人、G(Vo)、Bの二人がこんなにも饒舌にしゃべるのがちょっと意外だったりして。何でもかんでも「ラウド系」に括られてしまう最近のシーンだと思いますが、ラウドさを引き立たせるには、それなりの技術がいるのだ(当たり前だけど)
 CDに入ってる彼らの代表曲(だと思う)「Road to MArlion」のリズムを前面に出してのアレンジに「カッコイー」とメチャクチャ、ドキドキしちゃいました。
ギャングロッカーズはこれまたトリオ編成。ここまで3バンド全部トリオだ。
Vo(G).がガッチリした体格で迫力あるぞ〜〜ちょっと話したけど、とっても気さくなナイスガイでした。
元はVoが別にいたりしてメンバーが5人いたとのことですが、脱退が続き3人編成になってしまった、
とのことでした。郡山市、福島市などでのライブが多いようでした。
 スピードがあるサウンドで、どこか泥臭い雰囲気と相まってあってなかなか味わいのあるバンドだと思いました。
ハードコアっていう感じはしないバンドです。メロコアって言うのか?
Gが2本となって、音に厚みがでて更にカッコよくなった
free
「ロックの日というより、○○○ ○○○の日だ・・・」とVoが言うとホントいやらしくて最高ざます(なぜかイヤミ調 by おそ松くん)
ライトハンド奏法の超絶テクを見せるリードギター、いつも、渋い表情のB、明るくサワヤカな感じの最近加入のG氏、寡黙な印象のDr・・・・・・華やかなバンドですよ、カッコいい。
若い女性ファンが多いのも当然です。
説明不要のYOUTH26。ライブ数の多さが裏付ける、余裕の登場であります。SEが「オナマシ」だったりするのが
このバンドの魅力の一つ。
 「オトナになんか成りたくない」「ガキのままで居たい」というメッセージがどこまでドコマデも飛んで行く。あのこのムネに突き刺され。なんか、最近の世相は、ホント悲しくなったり、バカバカしくなってしまうことばかりだけど、こんな世の中だからこそ、このバンドにがんばってもらいたいものだと、おもうのでありマス。
 
マーライオンに同行のNICHE・ニッチ(東京)4人編成。これが、ひとくせもふたくせもあるバンドでした。だいたいににしてそのバンド名も意味ありげ。クボミ、すきま、特定分野、とかの意味だけど、日本語としてはニッチ産業(スキマ産業)というコトバが一番使われるか? 基本的にファンクを基調としているようなのですが、あまり動かないVo氏を中心に、複雑にねじまがったポップスという印象。
かなり、サウンド的には高度な技を使っているように感じたのですが(レポータの私見ですが) 、一度ハマッタら抜けだせないような深いウマミがあるバンドだと思いました。
最後の最後に登場は重鎮と呼ばれるにふさわしい「鯰・ナマズ・NamaZ」

当たり前のことだけど、バンドマンといえども普通の何気ない日常がある。ライブの良し悪しは実は、このつまらない日常をいかに過ごしているか、によって決まるのではないか?こんなことを考える管理人であります
 ベーシストと共にカラダを揺すりながらアピールするギタリスト、そして、もう一人のギタリストはギターに覆いかぶさるようにして音に入り込む。Voは格闘技的な動きも見せながら「怒り」とでも解されるような表情で歌い、吠える。長髪を振り回しながら、全身でDrを操るドラマー。
 ライブのテンションの高さは異様、異常でさえある。もっと多くの人にライブをみて欲しいバンドです。