ライブレポート 
No.1
 5/25 /2002
(SAT)
 いわき市 平QUEEN(クイーン)

出演

・デュオ 関口桂代(Vio)&松崎康弘(G)

・TYPHOON  タイフーン (東京
    杉山英太郎(東京、piano)
    兼松裕之(東京、G)    
    室井潤(いわき、B)
    池田卓(東京、Trp)
    佐藤一人【東京、Dr)
 ワールドカップ出場のアルゼンチンサッカー代表がいわき市に隣接する双葉郡のJビレッジで合宿することに因んだイベントの一環でのライブに行ってきました。
 2バンド(ユニット)の演奏はどちらも、とても素敵なものでした。.


ヴァイオリンに対する個人的な見解は、演奏するのが難しいらしい、歴史と伝統があって、高尚なイメージ、東京のロックバンドNAHT(ナート)はヴァイオリンとエレキギターの絡みがカッコいい、という、かなり知識不足にして、偏向したものです。もちろん、生でその音を聞いた経験の数少ないものです。 ギターとのデュオ編成のこの日のライブ、そんな、私でも、とても楽しめました。アルゼンチンに因んでアルゼンチンの作曲家ピアソラ、プホールの作品などを演奏してくれたのですが、全然知らない曲だけど、心に迫ってくるものがありました。タンゴ、クラシックを消化して、見事に昇華を遂げた、とでも言いますか。
 ステージ中の写真が取れなかったのが残念です。



タイフーンはジャズ〜フュージョンを演奏してくれました。

 オープニングが「ジャンッ!!!」って感じで見事な立ち上がりでとってもカッコよかった。 「ザ・チキン」という曲名とのことですが、作曲者忘れた・・・・

 ピアニストは全身を揺すぶりながら各メンバーと顔を見合わせて、構成を引っ張っていく。音の塊がぶつかって一点に収束していく。高めの椅子に腰掛けて赤いトランペットを唸らせる常に渋い表情のトランペッター。寡黙な理系の学生という雰囲気のドラマーは無表情だ。笑わない、溺れない、ノマレナイ。ギターとベースは立っている、命がけで、そこに立っているかは、わからない。しかし、冷静に、そして気持ちを100%入れて立っている。

 ビートルズナンバー、オリジナル曲、セレニアスモンクのメドレーなどを演奏し、最後は「マイ・ウエイ」で締めくくる。演奏終了時、時刻は12時を回っている。アルコールではなく演奏に酔った夜だった
ヴァイオリン
DUOの
御二方
タイフーン