AaAa通信
バンドインタビュー

第3回
Bottom TunN
ボトムターン
2012年5月

 


 
ボトムターンは、2005年に結成。幾度かのメンバーチェンジを行っていますが、編成はGt(Vo)BDrのトリオで変更なし2曲入りの1st音源(CD-R仕様)を2008年にリリース。(*1)

 20124月に、6曲入りアルバム「drops」をUNBROKEN RECORDSよりリリース。まじ、傑作です。叙情的な日本語歌詞とメロディックなサウンドが、心に沁みます。

 現在のメンバーは次の3名(*2)
 hide :(VoGt)
 tokkn :(B)
 nohu :(Dr

 どちらかと言えば、活動自体は派手と言うよりは地味かもしれません。しかし、バンドの存在感は、圧倒的です。ロックバンドという表現形式に長年こだわってきた、アラウンドサーティな3人にしか出せないサウンドが、そこにはあるかと思います。

 リアルにそして、メール形式で、メンバーにインタビューを行いました。微力ですが、彼らの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。(*3)

AaAa通信(以下AA)
結成までの経緯を教えて下さい。

hide(以下H):とあるバーで初代ベース、daisukeさんと出会い意気投合、しばらく連絡を取らずにいたら、ウチに直接来て『バンドやらない?』と言われたのがきっかけでした。ベース決まって、練習を開始したものの、ほぼ練習だけでした。

AA:一番の最初のメンバーで現在も残っているのは、hideさんだけですか?

hide:そうですね。最初のメンバーは、俺、Badaisukeさん、Drの岩井さんですね。

AA2008年の1st音源の時のメンバーとは違うのですか?

H:違いますね。Drが変わっていて、1st音源では、現ドラマーの、nohuが、叩いてます。Baは、オリジナルメンバーのdaisukeさんですね。

AA:私が、一番最初にボトムターンのライブを見たのは、2008831日の三崎公園でした。(このイベント自体、レポートの作成なし *4)。この時のライブのメンバーで、最初の2曲入り音源を録ったんですよね?

H:そうですね。

AAhideさんとは、あまりしゃべった事はなかったですけど、結構、顔なじみでしたよね。一番、最初に、hideさんを知ったのは・・・ああ、ダメだ記憶がアイマイだ(苦笑)。でも、お互い、顔は知ってると言う感じで(苦笑)。

H:俺は高校の時から知ってましたよ。よくLIVE HOSE 通ってたんで、「あっ、また居た、写真のおじさん」って(笑)

AApile of trashのベーシスト(*5)として活動していましたよね。hideさんがベースを弾くパイルオブトラッシュを、2回か3回、見てるようですよ。20031019(ライブレポNo.41)、2004912(ライブレポNo54)の2回。2005212(No61)は微妙。パイルに参加する前の、hideさんのライブも見てるはずですけど、申し訳ない・・・・記憶がアイマイ(苦笑)女性Voのバンドでベース弾いてたような記憶があるんだけど、違うよね。

H:女性Voのバンドはやった事がないですね。

AA:記憶違いかあ〜(残念)。パイルのメンバーとしての活動が無くなって、その頃にオリジナルメンバーのベーシスト、daisukeさんと出会ったのですね?

H:はい

AAdaisukeさんは、hideさんが、パイルオブトラッシュという、ゴリゴリのハードコアバンドをやっていた事は知っていたのですか?

H:どうなんだろう?多分話しでは聞いている程度だと思いますねぇ。

AAdaisukeさんとは、全く面識が無いのですが、hideさんと、daisukeさんとの出会いが、ボトムターンの結成へとつながっていくわけですから、ホント、素晴らしい出会いでしたね。純粋に音楽的に気が合ったというのが大きいのかもしれませんね。あくまでも、想像ですけど、daisukeさんは、パイルがやっていたようなハードコアサウンドには、あまり縁が無い方だと思うのですよ。いや、他意はないですよ、どちらが悪いとか、良いとかの(苦笑)。

Hdaisukeさんとの出会いは音楽的にも良かったと思います。あの人、ハードからシューゲイザーまで幅広いですから、色々勉強させてもらいました。色々とね(笑)

AA:ドラムに、現メンバーのnohuさんが入り活動も順調になって来るわけですね。

H:名前を知ってもらう為に、2008年にCDを作りiwaki SONICに持って行きました。

AAnohuさんの加入はどういう感じだったんですか?

nohuN):そのころ、いくつかバンドを掛け持ちしていたんですが、最初はヘルプだったんですよね。元々遊び仲間だったし、なんとなく流れです。

AA20095月に、オリジナルメンバーのdaisukeさんが脱退して、しばらくサポートべシストに星さんを迎えて活動してましたよね。現メンバーtokknさんが加入されたのは、いつですか?

tokkn(T):、2010年7月ですね。

AAtokknさんの活動は、だいぶ前から知ってるんですよね(苦笑)。tokknさんは、私の事を知らないかもしれないけど(苦笑)。近年は、REPEATのベースとして活動してますよね。リピートに参加したのは何年ですか?

T:リピートは2009年ですね。

AA:リピートに参加の翌年にボトムターン加入、なんか、ゼイタクですね(苦笑)。10年くらい前ですけど、ナッツ/NUTSとかやってましたよね。

T:ナッツ/NUTS、女尻シンナーズ(めじりしんなーず)、とか、パンクでfuckRockなバンドを若気の至り、でやってました。(*6)

AANUTSは、去年ですかね、久しぶりにカセット音源を聞き直してみたら、カッコよかったですね。ジミヘンみたいな、クラシックな感じのロックバンドですよね。

T:ベースではなくて、ギターなんですけどね・・・・坂本トシユキさんと一緒にやっていた時期もありますよ。

AAnohuさんは、ボトムターンに入ったのは2007とのことですが、それまでは、バンドはどこで?いくつかウワサには聞きましたが。

N:いやー、いっぱいやってたんで、もうほとんど覚えてないっす(笑)

Aそして、最高傑作、「drops」のリリースへと発展していくわけですが、この6曲入りのアルバムのリリースに至る経緯について教えて下さい。

HUNBROKEN RECORDSからアルバムを出さないか?とオファーがあったのがきっかけですね。

AA:アルバム収録全6曲は、全て日本語で、バンドとしての統一感も、当然ながらあって(苦笑)、完成度高いですね。1st音源は、2曲収録で、1曲は日本語で、もう一曲は英語歌詞ということもあるのか、いまひとつ、バンドとしての統一感に欠けたように思うだけに、余計そう感じるのかもしれませんが(苦笑)

H:そうですね、英詞の曲も雰囲気が出ていいのですが、やっぱ日本人なので、日本語で伝えたいと思いましたね。

AA:バンドのサウンドの変遷については、どうお考えですか?

H:暗くて泥臭いようなところが有ったと思いますが、徐々に変わってきて、今はキラキラしている感じかも・・・

AA:サウンドの位置づけというか・・・志向としては?

H:それは、もちろんUK寄り(苦笑)。USAじゃない。U−2、コールドプレイなんかの影響が多分にあると思います。いわゆる、エモには入らないと思うけど、オルタナティブ系には分類されるかなあ?

AA:オルタナティブ系になるかは、微妙な気がするなあ・・個人的には(苦笑)。ディレイ使い(ギターの)のウマイバンドとして定評があるかと思いますが。

N:めっちゃ大変なんすよ毎回!!合わせるの!!ねぇ、tokuさん!!

T:・・・まぁ、頑張れよ!

H、T、N:(爆笑)

AA:そんなに自己主張し過ぎないというか・・引くところ、出るところが、巧みというか・・・

H:メンバー3人のアンサンブルを重視して、日本語の歌詞が伝わるように、ディレイやアルペジオを多く取り入れてるのは、Gt.Voの自分に対しての挑戦的な部分もあります。(笑)

AA:曲は、20数曲くらいのストックが最低でもあるかと思いますが、日本語歌詞が殆どですか?

H:元々は英語歌詞でしたね、でも、今は日本語歌詞の曲しか作らないです。a tone」をきっかけに、日本語で伝えたいと思うようになり、そこからの作品(アルバムdrops)は全部日本歌詞です。曲の作り始めは、英語で歌っていって、あとあと日本語歌詞にする感じです。
 今後は分からないです、日本語歌詞、英語歌詞、区別無く、表現していけたらなと思います。まあ、あと、実際に演奏できる曲は10数曲ですね(苦笑)。

AA:作詞作曲ともに,hideさんが担当する部分が多い、というところですか?

H:はい。誰も作らないんで

H、T、.N:(爆笑)

AA:これまで、ライブ自体は、そんなに多くないように思いますが(失礼)・・・勿体無い(苦笑)・・・印象に残っているライブは?

H…2010年夏の野外ライブですね。

T:僕が加入してから初めてのライブだったんですよ。

N:やっぱり、今のメンバーになって初のライブ、しかも野外でしたしね。暑かったし、印象深いです。

 AA:三崎公園のモノですね残念なことに見に行けませんでしたね。

AA:曲作りは歌詞と楽曲どちらが先ですか?

H楽曲が先のほうが多いです。その曲によって先行は変わるんですが、曲作りに関しては、歌詞と楽曲のイメージがリンクするように気は使ってます。 
 
AA:音楽以外の事を、いくつか教えて下さい。まず、音楽以外の趣味、自己表現は?

N某ファッションセンター物色ですね某ファッションセンターでいかにお洒落に生きられるか。 

T音響ですね。

:料理ですね。それと、髪型ってメンバーが言ってます。
 
AA楽器について、ひとことお願いします。

Nそれしかできないからやっています。 

T
シールド(結局音響です)
 
H
こだわるまで、まだ行ってないです。基本、いい音するぜ!てやつ使えればうれしいですね。

AA:2012年の後半に向けて、抱負なり活動目標なりがありましたら、お聞かせ下さい。

H:そうですね、いわき市を拠点として、市外、県外でもどんどんやっていきたいです。dropsをより多くの人に聞いてもらい、また年内には、新しい音源を出せればなと思ってます!これからもよろしくお願いします!

AA:今後の活動を楽しみにしています。今回は、ありがとうございました

画像(写真)
はクリックで拡大します
(*1)


2008年リリースの1st音源
2曲収録
01.a floot
02.a tone
 01は英語歌詞、02は日本語歌詞。





(*2)現メンバーの勇姿(苦笑)
2011年10月23日
撮影
撮影は
バンドマネージャー
のchomoによる。


(*3)
■インタビューメモ
●事前準備:メールで、
こちらよりの質問をバンド側へ伝える
●リアルなインタビュー
(単なる宴席?)
2012/5/12(土)20:00〜22:00頃
 平某居酒屋
 hide、tokkn、マネージャーのchomo、
nohuは所要で欠席(敬称略)。
●メールでインタビュー
原稿の修正作業を実施。


(*4)
2008年8月31日
三崎公園にて。
1st音源の
レコーディング
メンバーでの
ライブである。





(*5)
2003年10月19日
三崎公園

パイルオブトラッシュ
Pile of Trash
のライブ



(*5)
2004年9月12日
クラブソニックいわき

パイルオブトラッシュ
Pile of Trash
のライブ









*6
 NUTS(ナッツ)の
5曲入りのカセット
・クレジット⇒Vo(G)、Gt、Ba、Dr
tokknは、Gtとして参加。
5曲収録で収録曲は
@悩殺上目使い、
A落ちてく考え、B夕日、
Cきれいな、D他の男
NUTSと同一のメンバーで
「モリマン」名義でリリースされた
カセットも存在する。
(収録曲は5曲)

 「鬼九/おにく」と「キンナジ」の
カップリングカセット。
鬼九とキンナジ、
共にバンドメンバーについては、
クレジット表記は無い。
tokknは、鬼九にギターで参加している
。鬼九は、女性Voを擁するバンドで、
馬鹿っぽくて、エッチっぽい歌詞が
笑えるというかイサギヨイ(苦笑)。
3曲目は、イギリスの

バグルス(The Buggles)のヒット曲
「ラジオ・スターの悲劇(1979)」の
カバーです。























































2012年4月リリース
6曲入りアルバム
「drops]
収録曲は以下。
1. ヒカリ
2. 涙に映る水面の情景
3. ヒマワリ
4. 空(drops ver)
5. (himawari pianodrops)
6. ココニ

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